月の歌声

どこまでも 繋がっていると思っていた この空を
切り取って 燃やして 貼り直して 絵を描いた
それが 本当のことであってほしいと 願いながら

神が太陽を 人間から奪い取った時 世界の時は止まった
偽りの太陽の元でも 人は 生きることを忘れられない
天使はずっと死にたかった でも 何も言わなかった

吐き続けた嘘の重みで 世界の底が抜けそうになっても
最初から理由のない偽り 終わりも 許されることもない
誰もがそうやって生きてきた ただ 正直に話すかどうかで

歌声が聞こえる 千年も前から あなたを愛していたと
男でも女でもなく 子供でも大人でもなく 生きるもの全てに
晴れの日も 嵐の日も お前のように光っているのだと

投稿者

神奈川県

コメント

  1. 以下のことは、うろ覚えなんで聞き流してください。ただ、そうなんだぁ、位に思ってください。あるお坊さんの本で そのお坊さんが書いているのですが、(仏教では?)「月」って「真実」という意味があるそうです。

    その上でこの詩の感想ですが。
    この詩の題が「月の歌声」。上記のこととは関係なくても、この詩を書いたあなたという詩人にとっては、この詩の歌声は真実の歌声なのでしょうね。
    この詩はすてきな歌声だと感じます。特に最終連にすてきさを感じます。

  2. こしごえさん

    日常会話って、同じ言葉でも無数に意味があって、
    私の壊れた脳みそではなかなかうまく処理できないで悩んだりよくするので、
    その「月」が「真実」を意味するという使われ方もなんとなく分かる気がします。

    スペースを与えられて、誰に気兼ねもせず好きなことを書ける時、
    嘘をつく必要はあまりありませんからね。(笑)有難うございます!

  3. 月を見上げていると、いろいろな想いが、脳裡に、身体の奥底に、湧き上がってきます。「世界」の原初は、きっと、こんな風景だったのかもしれない。…今夜、月は見えませんが。

  4. 長谷川 忍さん

    ビルの合間に昇る月も、好きです。
    いつかは、これも原初の風景になるんだろうな、と。
    私にはそこまでの感受性はないのですが、長谷川さんが見たものを想像しています。

    シュレックというアニメ映画で、ロバが「あれは何?」と聞く場面があるのですが、とても可愛いです。

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