ノートルダムの毛虫男
割れ割れの最小単位
裏腹に通り過ぎる日常サーカス
カンナビスの煙 吹き上げる懺悔室で
生臭いドーナツを喰らっていました
どうか誠実なフリークスでありますように と
吊る吊るのノスタルジア
聖杯で飲み干すプレーリー・オイスター
一昨日が明後日として産まれる本日は晴天でした
つまり薄皮に群がるハジライの味を知ったのです
肝心な哀愁は何処へやら という感じで
レディース&ジェントルメン!
つまらないゴキゲン鳥はこの際ナシの方向で
銀紙に包まれた毛虫男の告白を
此処ぞとばかりに引き抜きましょう
サァ!サァ!
誰だって 解り合いたくなって
混じって 突き出して 空回る
交わって 積み上げて 空回る
ジオラマの中でも元気ですから
心配なさらず嘲笑っていて下さい
イエス!
アイ・アム・ア・ジョーク!(ご一緒に)
[TONOMOTOSHO Rebirth Project No.027: Title by たかぼ]
コメント
この諧謔と疾走感がたまりませんね。初出当時を懐かしむとともに私も投稿しておかざるをえません。
アングラな見世物小屋が詩になった感じがタイトルのオマージュ感と相まって素晴らしいなぁ。
ピエロのようなミュージカル中ミュージカル(劇中劇)のような。
秘密を除いてしまった感があります。
生臭いドーナツとか銀紙に包まれた毛虫男にやたら心惹かれました。
こういうの好きだな。自分の好みとしては、最後は詩的にいかずにロックな感じのほうが大好き。でも、とっても好き。