熊野菊

また君か
もういい加減にしてくれないか
君を見て胸を躍らせた僕はもういないんだよ

あの頃と何も変わぬ君
浜辺の松の木に挟まれ
ベンチに二人

頭の中一杯に詰め込んだ本
語れば海が陽を呑む
星は煌めかず

風が吹いて
君は別れの挨拶もなし
砂と共に消える

君に頼むのも筋違いだが
僕の夢に出るのは
これで最後にしてくれ

投稿者

神奈川県

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