小鳥達との約束

失うということを得る
と以前にも言ったかもしれないが
その記憶を失っている今を得て
こうして私はここに書いている
秋晴れの一日に
惑星達は公転している常に
にわかにわき起こる悲しみはどこか
失われた私
気にはしません

今から百年後に私は生存をしていない
でも
生前の小鳥達と
約束をしたね
魂は永遠にいっしょだよ

小鳥達へ
ありがとうさま
永遠に
あなた達へ
感謝する
星々の数よりも多く
失うということを得る
一つ一つの

一つ
全ての
叶えられなかった
約束へ
黙礼をする
私の鬼は
銀河の対岸へ
手を振る
いつまでも時折
今は亡い小鳥達は歌を歌っている

投稿者

コメント

  1. リズム、感じました。
    小鳥との時がいったりきたりして脳がくすぐったかったです。

  2. @たちばなまこと
    さんへ たちばなさんが この詩からリズムを感じてくれて貴重でありがたく思います。最終行にも書いてあるように、結果的にはですが、この詩は小鳥達の歌が流れるようにしたかったので。
    ああ、たちばなさんの脳内を小鳥との時がいったりきたりしたとのこと。
    たちばなさんが それらのことを私に伝えてくれて とてもうれしいです。ありがとうございます。

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