ヨゴレテイル
素敵な声でプラトンが語った
光の行進、光の成長、水際のささくれた指
であれば、ものみな、あはれの歌であれ
はいみどり色した、排泄物が
わたしの下半身をよごしている
きよらかな十月の朝のキンモクセイの光
プラトンのやわらかな指で、光は語る
それは沈みゆくアトランティスのオオゴンの壁
海辺を行く大鹿のゆるされたひとみ
けがされた自己の内面の海よりもさらに
朽木の枝はさざ波にゆれて
おおくの精神はユウガオの花の方へと、流される、流れて行く
きよらかな汚濁、すさまじい吐瀉物、鴎のような
ラングーンのとがった枝の先に吐瀉物、汚辱の
すずしげに近未来の排泄はつづく
瑠璃色の肌が荒々しくかきむしられて
王城は燃え上がる雪上に燃えてあがる
現代の陶工のけがれた指先がかきだす汚濁
わたしは睡蓮の眠りのように
青い校庭をさまよい歩く
汚れた意識の泥水をくみあげてまき散らす鳥たちよ
アンガー・アンヅー・アンダール・ボヤー・・・
ひからびた泥の行程、ヒヨドリのつんざくギョーテイ
ぎゃしゃ、ぎゃしゃ、ぎゃぎゅ、ぎゃぎゅ、・・・
じゃのめのポピーのぼらんのとどの声がする
法律の汚辱の、がじゃらん、がじゃらん、
わたしの自己のけがれゆく混濁のぎょうてい、
あだらしい、あだらしく、あだれふる、あもれふれ、
汚物のたれながし・よごれゆく自己のけがらわし
きみもまた、混濁のひび、汚辱の吐瀉物、
よごれた下半身のけがれた認識の
おおくの宝石の光の
自壊する宝石のひびわれてゆく
記憶する世界の下血する世界の
わたしは汚れた脳髄から吐き出す、それらを
わたしはよごれている
ヒドラの、ゴーレムの、バーバラの、
コンダクする、ジカンの、トオボエする、ホエールの、
キミはジョウキする、ジゲンのゴンドワナする、
ボーセキ・ドーン・ボードー・ダーン・・・
あきらかに静まる世界の
ヨゴレテイル
わたしの
知感。
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