秋晴れ

空の高さと青さを
小鳥は愛らしい歌声で褒め
公園のコスモスは風をまといお辞儀し
パンジーはお行儀よく並んで見上げる

夕方、秋の気配を吸い込みながら外を歩けば
草むらから虫達がささやかな演奏曲を捧げ
取り澄ましていた空は
いつの間にか
青みがかったピンクと
オレンジのグラデーションに頬を染め
沈みかけていく夕日を見送っていた

投稿者

コメント

  1. そうか、この季節の空は太陽に恋して頬を染めていたのか。ずっと見ていられる良い色だもんなぁ。

  2. @あぶくも
    コメントを頂きありがとうございます。本当は初秋ごろのイメージの空なのかもしれませんが、秋晴れの空と言葉そのものに魅せられてこのような作品になりました。

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