青い鳥
きみが
遠くへゆくと知って
こころが
さけんでいる
おわりははじまりで
はじまりはおわり
なのか
あの
余韻がまだ
冷めないうちに
なげかけられた
ファンファーレ
おわりを告げる
その音は
なぜか
はじまりだった日を
とてもよく
思いださせた
永遠はきっと
青い鳥
おえばおうほど
年老いて
永遠性は
遠のいてゆく
だから
あの虹を
つかむように
一瞬の今を
あますところなく
だきしめていたい
きみが
遠くへゆくと知って
こころが
さけんでいる
おわりははじまりで
はじまりはおわり
なのか
あの
余韻がまだ
冷めないうちに
なげかけられた
ファンファーレ
おわりを告げる
その音は
なぜか
はじまりだった日を
とてもよく
思いださせた
永遠はきっと
青い鳥
おえばおうほど
年老いて
永遠性は
遠のいてゆく
だから
あの虹を
つかむように
一瞬の今を
あますところなく
だきしめていたい
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コメント
読後、何とも言えない気持ち良さ、清涼感や安堵感を感じました。
最後の箇所の表現のおかげでしょうか。
「あの虹を
つかむように
一瞬の今を
あますところなく
だきしめていたい」
とても好きな表現です。
平仮名の箇所、漢字の箇所、作者の意図や情感が込められているのかなあ等と思いながら、何度もじっくりと噛みしめて読みました。
いつか貴方の守り育てた青い鳥を空にかえすところをみてみたいかなっ
@Yatuka
Yatuka様
このたびはお読みいただき、コメントもいただき、ありがとうございます。
『「今」をと書くことで、優しくて深い印象になるのだなと思いました』というお言葉、
とても嬉しく拝読しました。
作中ではまだ「君」は遠くにはいっていないので、
「君」のいる貴重な「今」という時、その瞬間瞬間を慈しみたい、
そんな思いを込めて綴りました。
Yatuka様に「優しくて深い印象」を持っていただけたとしましたら、とても嬉しく幸いです。
@TB6
TB6様
このたびはお読みいただき、コメントもいただき、ありがとうございます。
「読後、何とも言えない気持ち良さ、清涼感や安堵感を感じました。」というお言葉、
自分では今作は感情的になりすぎたかな?と思っておりましたので、意外ですが、
とても嬉しく思いました。
そして最後の箇所は、私のストレートな気持ちをそのまま込めた箇所でしたので、
そこを汲み取って読んでいただけましたこと、大変ありがたく、また嬉しく感じました。
ひらがなと漢字の使用については、まだ感覚的なのですが、
やはりどちらかによって印象が変わりますので、
興味深いところですね。このたびは、そのようなところまで深くお読みくださり、ありがとうございました。
@足立らどみ
足立らどみ様
このたびはお読みいただき、コメントもいただき、ありがとうございます。
いただきました「いつか貴方の守り育てた青い鳥を空にかえすところをみてみたいかなっ」
というお言葉、「青い鳥」を育てる、という発想が私にはなかったため、とても新鮮に感じました。
(なんだか別の詩が書けそうな気がします。)
このたびは素敵なお言葉を、ありがとうございました。
詩の全行にいい緊張感を感じますが、特に
永遠はきっと
青い鳥
というところが好きです。
@こしごえ
こしごえ様
このたびはお読みくださり、コメントもお寄せくださって、ありがとうございます。
「詩の全行にいい緊張感を感じます」というお言葉、本作はとてもパーソナルな出来事がきっかけで、
気持ちがとても高ぶっている時に書き出しましたので、それがもしかしたら緊張感、みたいなものを醸してしまったのかもしれません・・・。(でもこしごえ様に「いい緊張感」と言っていただけて、救われました!)
「永遠はきっと
青い鳥
というところが好きです。」というお言葉もとても嬉しかったです。
(こどもの頃、「青い鳥」のお話になぜかとても惹かれたのですが、今になって
ようやく本当に理解できてきたような気がします。)
このたびは素敵なコメントを、ありがとうございました。
青みを帯びたような透明感のある文体の中に
若干の物悲しさとより良く生きようとする真っ直ぐな意志を感じました。
@nonya
nonya様
このたびはお読みいただき、コメントもお寄せいただき、ありがとうございます。
「若干の物悲しさとより良く生きようとする真っ直ぐな意志を感じました。」というお言葉、
とても嬉しくお読みしました。全方位的に「良く生きること」は、時に難しいですが、そんな中でも
「より良く生きよう」とする姿勢は忘れたくないな、と思ったりしています。
このたびは素敵なコメント、ありがとうございました。