過ぎ去りし君へ
君
僕は君をよく知っているよ
僕は君を連続的に回想することができる
君
でも君は僕を知らないね
君はなりたいものになったんだ
今も脳裏に蘇る
悔やみきれない出来事
または輝かしい日々も
それら全ての鮮明な思い出が
君にとっては
想像もできない
未来だなんて
僕は感謝しよう
君が僕を望んだことに
まだ見ぬ未来の僕を
この僕が
選ぶように
そしてまた明日
僕は
なりたいものになっただろう
見知らぬ僕は
決して語りかけてくれないけれど
君
僕は君をよく知っているよ
僕は君を連続的に回想することができる
君
でも君は僕を知らないね
君はなりたいものになったんだ
今も脳裏に蘇る
悔やみきれない出来事
または輝かしい日々も
それら全ての鮮明な思い出が
君にとっては
想像もできない
未来だなんて
僕は感謝しよう
君が僕を望んだことに
まだ見ぬ未来の僕を
この僕が
選ぶように
そしてまた明日
僕は
なりたいものになっただろう
見知らぬ僕は
決して語りかけてくれないけれど
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コメント
この詩からとても大切な悲しみを感じます。
そして、「君」への愛も感じる。
でも、「君」は、もしかして、「僕」なのでしょうか? うん、さて。
上手く言えないのですが、
あの頃の未来に僕らは立っているのかな
…という歌詞をふと思い出しました。
時々、過去に遡って、「僕」や「君」に語りかけたくなるけれども、
それはタブーですね。
@こしごえ
ありがとうございます。奇遇にも藤井風は新曲で「あたしに会えて良かった」と歌っていますが、そんな感じでしょうか。
@長谷川 忍
ありがとうございます。なるほど歌でたまに取り上げられるテーマかもしれませんね。あの時自分が別の選択をしていたら、また別の私になっていたことでしょう。
数々の選択の結果である現在に立つ自分が、もしかしたら存在したかも知れない何層にも重なり合った並行世界を思いました。
@あぶくも
ありがとうございます。もしも宇宙の数が無限なら、各人の選択x世界人口だけの並行世界があったって悪くないですよね。
コメント失礼いたします。
緊張します。
きっと、たぶん俯瞰ですが、
全ては自身の選択の結果でしかない。
ただそれだけである。
ならば、感謝しよう。
望み通りの今の自分なのだから。
俯瞰。
そう、距離があるのです。
そんなことが浮かびました。
その距離感に、何かを感じる心地がいたします。
@ぺけねこ
ありがとうございます! 私よりもさらに深く考察して頂けて嬉しいです。
どこかかなしい、遠くにいってしまった存在に思いをはせているよう。
君は僕かもしれないし輪廻するなにかかもしれないです。
読後、浮遊感を感じています。
@たちばなまこと
ありがとうございます! そうですね。僕はまだ知らぬ君でもあるのですね。
過ぎ去りし君に言いたいことは山ほどあって
まだぜんぜん整理しきれませんが
この詩を読んで何か糸口のようなものが見えた気がしました。
「僕は感謝しよう
君が僕を望んだことに」
内緒ですが、少しだけ涙ぐみました。
@nonya
感動的なコメントをありがとうございました!