手紙
誰に渡すつもりだったのか
まだ若い時に書いた手紙
今では昔の記憶
どうも恋人に渡すつもりだったらしい
初々しくも大人びようと頑張る
あのころの手紙
甘酸っぱいくせしてほろ苦い
ざくろの味のような恋
今では懐かしい記憶
震える手で
書きなれたペンで
きれいな紙に
一つ一つ丁寧に
書き直しもたくさんで
きれいな紙が汚れてたり
ところどころ字がおかしかったり
それでも必死に
心を込めて
一つ書き上げた
なぜ残っているかは
もう忘れてしまった
でも
あのころの日々が脳裏に浮かぶ
昔の思い出
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