月蝕のまち
今日は朝から天気雨
バスの中は空っぽで
あの子もこの子も 外に出ないの
走り抜ける 宝石商の
脳内を オーロラが侵食
サイレンに紛れて 聞こえてくる
あの日見つけた 蛹が殻を破る音
最下層では 気味の悪いパーティー
はしたない程の 熱を孕んで
白く 絶頂を迎えた月は
我を忘れて
やがて この街に 覆い被さるのだろう
今日は朝から天気雨
バスの中は空っぽで
あの子もこの子も 外に出ないの
走り抜ける 宝石商の
脳内を オーロラが侵食
サイレンに紛れて 聞こえてくる
あの日見つけた 蛹が殻を破る音
最下層では 気味の悪いパーティー
はしたない程の 熱を孕んで
白く 絶頂を迎えた月は
我を忘れて
やがて この街に 覆い被さるのだろう
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コメント
月蝕当日は、本当に、こういう出来事があるのではないか…。そんな、リアルさを、読後想いました。
サイレンに紛れて 聞こえてくる
あの日見つけた 蛹が殻を破る音
このフレーズ、惹かれます。
はしたない程の熱かぁ
良い言葉です