谷底の人間の詩
別に追われてるわけじゃない
殺されるわけでもない
ただ心臓が暴れるんだ
吐き気もしてきたな
いつまで続くんだろう
ともに歩いていく
谷底にふたり どこへ向かえばいい
残り少ないカンテラの油
大丈夫、虚勢 手汗止まらずに
闇雲に歩く出口を探して
ある日疲れ切って僕は
歩くのをやめてしまった
ただ心臓が暴れるんだ
吐き気も止まらない
やがて君は去る
ここは居場所じゃない
谷底にひとり どこへ向かえばいい
この孤独に涙が出るんだ
もうダメ、弱音 ポツリ呟き
暗闇に消える生きる希望も
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