大小説家先生

『あの湯気の粒子』

『女になれない女たち、男に飽きてる男たち』

『累々』

『一寸先の光』

『パンタロンなら捨ててきた』

『細めた目 ニヒリズムの行方』

『嬲』

『刹那カフェ』

・・・

タイトル案ばかりが浮かんできて

そっとずっとメモばかりしている

お気に入りの万年筆とノート

プロットはおろか中身は一向に書き進められてはいないのだが

私は作家だ

と彼は言い張るので

きっと

そうなのでしょう

そういう経緯で私は彼に会う時だけは

大小説家先生という

三人称のような

とても長くて変わった

二人称を使うのです

投稿者

千葉県

コメント

  1. 長い小説は書けませんが、短編小説は、何編か書いたことがあります。詩もそうですが、タイトル先行型なんです。…タイトルばかりがあって。この詩を拝読し、焦ってしまいました。

  2. 刹那カフェ、読みたいです

  3. あ、ここに書けば良いのでは!
    小説を、細かく

  4. @長谷川 忍
    さんにお会いできることがあれば、三人称のような、とても長くて変わった二人称でお呼びしたいです。

  5. @那津na2
    さん、刹那カフェですね。
    伝えておきます(^^)

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