春の想い
幼い春の
柔らかき日射しを浴びながら
しなやかに舞う春の花
風は 花の匂いに染まり
桜 散りゆく・・・
咲く喜び 散る悲しみ
季節の憂いが
いつまでも 揺れている
ひろげた心のノートに
そ~と綴る言葉が黒く滲む
もう泣かない
くりかえし綴る おなじ言葉
どうして
あなたは行ってしまうの
私を残して・・・
あの時の事 思い出しながら
心のノートを眺めた
やさしい抱擁に涙ぐんだ日
潮風の愛に包まれた海
二人で眺めた夜明けのすみれ色
そよ風と光りに包まれ
川のように
静かに流れていった
眩しい思い出が
幻のように崩れてゆく
私には あなたの風が必要
風にゆれる
大きな愛に包まれ
優しく揺れていたい優しく揺れたい
握りしめた手の温もり
一緒にいる時間だけ
ず~と感じていたかった
夢の中でみた・・・あの色
あの色を求めて
夕焼けの色に涙し
いつしかあなたの胸で
泣きながら眠ってた
時の刻まれる音も聞かず
時の過ぎ去る音も聞かず
愛に燃えた
心が揺れた
涙が流れた
木の葉が散っても
二人の愛は散らないって
云ってくれたあなた
振り向いて下さい・・・
私の愛は 風になり
季節と季節を繋ぐ
花びらといっしょに
大切な言葉を添えて
星の涙に濡れながら
遠い
あなたの住む街に届けます
コメント