さゆらぐ心
我独り 寂しき想いに
彷徨いながら
海啼く 海岸を訪れ
岩肌を砕く
潮騒の音 聞き蕩りながら
思慕が募る心は
遠く埋もれし 冬枯れの
白き故郷に住む君
目を閉じれば
忘れ時の想い出
光彩に包まれる
走馬灯に描くように映ります
それは・・・
共に見上げた 夜空に浮かぶ
凍れる月陰 空に冴えて
街路樹の灯りに包まれ
舞い踊る粉雪 憂愁の色に染まり
散りながら
高い老樹に降り注ぎ
囲炉裏の炎 君紅の火照る頬
そ~と指先で触れしとき
頬を伝い零れ落ちる
一滴の涙
格子の隙間から 遠く聞こえる
汽笛の音 寒風の虎落笛
蝋燭の灯火 揺らし
君の愁いを帯びた 潤む瞳のなかに
私の時めく心 戯れる
君を知り・・・
生きる夢と勇気
そして優しさの中に
本当の愛を教えてくれた
今は・・・
君を敬い
君を信じ
君を愛し
人生と云う舞台で
夢を繋いで
指を繋いで
さゆらぐ想いに
恋物語と云う糸を紡ぎながら
演じていきます
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