０１８

ある日
というかいつものことだが
ぼんやり歩いていたら
足元のキイロイモノを
うっかり踏みそうになった

おっと　なにしやがんでぇ
危ねえじゃねえか

す　すいません
つい考え事を。。。（以下もごもご）

どうせ　くだらねえこと考えてたんだろう？
言ってみな　スッキリするから

はぁ。。。
実は　僕　いわゆるポエマーなんですが
いつまで価値のない文章を書いているんだ？
と言われまして。。。（以下もごもご）

価値だってぇ
そんな　つまんねえこと言う奴は
どこのどいつだ？

たぶん偉い先生だと思うんですが
確か名前は。。。（以下もごもご）

それにしても　呆れた奴だねぇ

え？　先生がですか

いいや　おめぇだよ

そ　そうですよね。。。
こんな寒い季節を選んで
凛と咲いているあなたに比べたら
僕なんて価値がないのかもしれません

馬鹿言っちゃいけねえぞ
俺は好きで寒い中咲いてんだ
りん　だか　らん　だか知らねえが
そんなこたぁ　どーでもいいんだよ

それで　なんだって？　価値だって？
そんなもんは醤油でもばぁーとぶっかけて
さっさと喰っちまえばいいんだ

そんなことより
おめぇ　咲いたことあるのか？

はぁ？。。。（以下もごもご）

どうせ一度も咲いたことなんかねえんだろうな
気持ちいいぞ　咲くと

つまんねえ奴の言うことなんかほっといて
一度まっつぐに咲いてみな
なんたって世の中咲いたもん勝ちだからな

そんなものでしょうか。。。
（以下もごもごしているうちに）

キイロイモノはただの水仙になっていた