019
窓ガラスから差し込む
柔らかな光の端で
ほっかりと猫が膨らむ
冬毛を時が迂回する
街の誰よりも早く
猫は春を突き止める
淡い光のグラデーションから
一番温かい色を嗅ぎ取る
午前10時 外は冬晴れ
厚着の猫背をさらに丸めて
猫の春にこっそり寄り添う
なにはともあれ立春大吉
窓ガラスから差し込む
柔らかな光の端で
ほっかりと猫が膨らむ
冬毛を時が迂回する
街の誰よりも早く
猫は春を突き止める
淡い光のグラデーションから
一番温かい色を嗅ぎ取る
午前10時 外は冬晴れ
厚着の猫背をさらに丸めて
猫の春にこっそり寄り添う
なにはともあれ立春大吉
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コメント
コメント失礼いたします。
とてもあたたかい気持ちになります。
一緒にお日さまを浴びているような、起きぬけに、じんわり瞑想するような。
にゃんこも、淡い光を纏っているような、とても猫々しいです。
冬の縁側に陽の差した光や暖かさが伝わってくる写真と詩ですね。
猫のお好きな方の詩だな、と、読後、想いました。猫は、誰よりも早く春の香りに敏感です。…立春大吉。
@ぺけねこ さん
>コメントありがとうございます
本当に猫は陽だまりが好きですよね。
冬の午前中はいつもこんな感じでまったりしています。
意外とコタツでは丸くなりません(笑)
@あぶくも さん
>コメントありがとうございます
ここでまったりしている時だけ写真を自由に撮らせてくれます。
おそらく一番リラックスできる時間と場所なのでしょうね。
@長谷川 忍 さん
>コメントありがとうございます
おそらく猫好き以外はこんな詩は書かないでしょう(笑)
猫はまず聴覚で、次に嗅覚、目が悪いですからね。
目に頼っている人間には分からないものを感じているんでしょう。
その猫しゃんをよく見て、猫しゃんのことを思っている猫しゃんへの愛を感じる詩と写真ですね。
昔、私も猫と一緒に暮らしていた時期があります。幼い頃から猫と暮らすのが夢で、その夢を叶えてくれたその猫へ感謝が尽きません。
@こしごえ さん
>コメントありがとうございます
その場に猫がいるだけで風景がふんわり和らぐような気がします。
猫は日々の心のささくれをさりげなく癒してくれる存在ですよね。
私は彼から「大きな猫背の猫友達」だと思われているようです(笑)
美しい猫写真。やわらかな光との調和が絶妙ですね。
ぬくもりを求める猫と立春のイメージが見事に合致していて、すばらしい描写でした。
@ザイチ さん
>コメントありがとうございます
猫は油断している時に撮るのが一番良いみたいです (笑)
季節と猫のふんわり感が伝わったようで、嬉しかったです。