卒業アルバム
中学校の卒業アルバムを
引越しの時に置いてきてしまった
その頃の顔の私がいない
その頃の友達の顔がない
母校に頼んで
貸してもらえることになった
でもとても貴重な一冊なので
紙にプリントしてくださったアルバムを
デジタルカメラで保存していく
もう先生方の多くは亡くなったろう
それを思うと涙が滲んでよく撮れない
そして友達も多くが変わり亡くなったろう
僕は年下の校長に眺められながら
必死に撮っていった
あの顔もこの顔も覚えている
みんなどう変わりどんな一生を過ごしたのだろう
3年ごとにくる同窓会の招待状
僕は今度こそ行こうと思う
それは僕だけのためではなくみんなのためなのだ
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