マンリーの牡蠣
左利きのオーストラリア青年が
五線譜を書いている
フェリーの午後
マンリーは
サーキュラー・キー(埠頭)から
30分の沖合にある
乾いている海風の不思議
片道7.6オーストラリア・ドル
約700円の旅
平日の午後3時なのに
若者達で賑わう町並み
同じくらいたくさんの
カモメ
訳もなく親しげに話しかけてくる
老婦人
なんという真冬の海
眩しい陽射し
穏やかな波
昼寝をする人々
オイスターを食べる
ショート・ブラックのつまみに
「旨いかい?」
「ああもちろん それに新鮮だ」
大都会から30分で手に入る楽園
なんという満ち足りた自然
コメント
あー、たまらん。考えてみればマンリービーチもボンダイビーチもホントに都会から近いところにあったんだなぁ。当時は旅先で当たるのが怖くて(いやお金がなくて)大好きな生牡蠣が食えなかったなぁ。そこらへんにいる気さくなオージー老婦人は良き英語の先生になってくれた。この寒い真冬の日本から暖かな南半球に一気に飛んでいける詩でした。
@あぶくも
さん、ありがとうございます。あぶくもさんも彼の地に滞在されたことがあるのですね。共感できる体験談をありがとうございます。私がここを訪れたのはかれこれ20年も前のことになります。当時は片道5.2オーストリアドル(約350円)でしたので彼の地は順調に物価上昇したもようです。ということで価格のみ現在のものにしております。
カキアレルギー?といのかな?私、カキは当たっちゃうんです。今までに3回位カキ食べた事あるけど、その都度おいしいと思って食べてました。今でもおいしい記憶はあります。その頃は自分がカキアレルギーって知らなくて。。。ふふ。
でも、この詩は、港町?というのかな、の穏やかな雰囲気と空気感がよく表されていて好きな詩です。
@こしごえ
さん。ありがとうございます。大丈夫だと思って食べても、たま〜に当たることがあるんですよね牡蠣は。だから私もちょっと躊躇することがあります。でもこの雰囲気の街では美味しく頂きました(^^)
あー、おしゃれ
そして、爽やかなオージーの空気が身体に当たるようです
素敵です
@那津na2
さん。ありがとうございます。さわやかなオージーの空気を感じて頂けたとしたら本望です。
柔らかな、穏やかな映像を観ているような読後感が残りました。芳醇、という言葉が似合いますね。
@長谷川 忍
さん。ありがとうございます。寒い季節になると、いつかこの頬に触れた暖かな南半球の風が恋しくなります。