帰り道

低く
鳥が飛んで
海に風を探していた

おそれるものは
自分の中にある

ゆっくり
太陽が
車内に差し込んでゆく

少しずつ力が蘇るのがわかって

おそれるものは
自分の心の
歌がつかえて
少し咳をして

光が後ろに流れて

頭の中で音楽が流れ始める

後悔はない

誰に愛されなくとも
鳥は海面を走り
その汚い海に魚を見出す

すれば
さ、するほどに
愛が溢れていく

ありがたい

友達がゆっくりと俺を呼んでくれる声がする

シグナルが点滅して

足取りが確かになる

ウタが呼んでいるし

道を急ぐ人も晴れやかだ

鳥がスレスレを飛び

少し耳慣れない空気が動いた

投稿者

東京都

コメント

  1. 消耗した一日が終わり家路に向かうとともに気力が回復していくのは幸いです。待っていてくれる人がいるのは幸いです。お気に入りの歌が流れて来るのは幸いです。

  2. @たかぼ 
    たかぼさん、ありがとうございます
    はい、幸いにも楽しい瞬間を持って生きていて
    本当に幸いです
    ふと、全てを受け入れる瞬間が
    ほんの数ヶ月に一度、押し寄せてきて
    それも、幸いです

    いつも、感謝しています

  3. コメント失礼いたします。

    波。
    起伏。
    エネルギーを感じます。
    勇気をいただきました。

  4. @ぺけねこ
    ぺけねこさん!
    ありがとうございます
    たまに、パワーが湧く時が、あるのです
    それを感じてくださって
    うれし〜!

  5. 誰に愛されなくとも/鳥は海面を走り/その汚い海に魚を見出す
    すれば/さ、するほどに/愛が溢れていく

    ここ、深いです。社会を泳いでいると、いろんなことがあります。嫌なことのほうが多い。…でも、帰宅、故の「ありがたい」ですね。

  6. @長谷川 忍
    長谷川さん
    ありがとうございます
    気づいていただいて本当にうれしいです
    そこが肝でした

コメントするためには、 ログイン してください。