風船のゆくえ
幼き頃のわたしが
手を離した風船は
どこへ行ってしまったのだろう
遊園地に広がる空
あの頃の空は背が高かった
どんどん小さくなってゆく風船は
暮方に映ゆる
一点のかそけし光となった
幼き頃のわたし、
誰に届けたかったの?
道端にうなだれている
ガスが抜けた風船を見て
恋しくおもう
それとも、宇宙の彼方へ
やさしいこころを求めて
旅をさせたのかい?
もしこの哀しげな顔をした
風船だったら
お前はどう思うのだろうか。
幼き頃のわたしが
手を離した風船は
どこへ行ってしまったのだろう
遊園地に広がる空
あの頃の空は背が高かった
どんどん小さくなってゆく風船は
暮方に映ゆる
一点のかそけし光となった
幼き頃のわたし、
誰に届けたかったの?
道端にうなだれている
ガスが抜けた風船を見て
恋しくおもう
それとも、宇宙の彼方へ
やさしいこころを求めて
旅をさせたのかい?
もしこの哀しげな顔をした
風船だったら
お前はどう思うのだろうか。
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