夕やけ

夕やけ

惑いというより
醒めた哀しみを眼差しに湛え
たたずんでいる
揺蕩っている

夕やけは
あなたの奥深く
大切に重ねなさい
いつか、追憶と交わるまで。

投稿者

東京都

コメント

  1. まず写真の美しさに息を飲みます。そして、この詩の距離感と大いなるものからの厳かで優しい命令文にハッとします。

  2. @あぶくも
    あぶくもさん、ありがとうございます。夕やけを、ひとりの女性の内面に被せて書いてみました。写真は、上野、不忍池の夕景です。

  3. 重ねうた

    忍ばずの
    ウィークデー
    軽い足どりの
    一コマ一コマ
    重なる年月
    レイヤーの上

    今日も散歩

  4. @足立らどみ
    足立さん、写真は、昨年末に撮りました。そこから言葉をイメージしてみました。

    重なる年月
    レイヤーの上

    今日も散歩

    ここのフレーズ、いいですね。重なる年月、レイヤーの上…。

  5. 美しいです。

  6. @たちばなまこと
    たちばなさん、夕やけに、けっこう反応?してしまいます。冬の夕やけは、独特の哀しさがありますね。

  7. 詩の全体すべてが好きですが、特に、
    醒めた哀しみを眼差しに湛え
    たたずんでいる
    というところに魅力を感じます。
    写真の詩性と合わさって詩の魅力が倍増です。
    写真の夕やけの(やけ?)の西の空の蒼く透けた空が大好きです。その感じがこの写真から伝わってきてとても好き。木の影とビルなどの人の暮らしを思える灯りと池に映っている影などもいい空気感ですね。

  8. @こしごえ
    こしごえさん、ありがとうございます。「夕やけ」にしようか「夕ぐれ」にしようか、いろいろ迷いましたが、「やけ」のほうにしてみました。写真を撮ったのは、昨年の年末でしたので、日の暮れは早かったですね。醒めた眼差し…は、少し、夕やけと重ねてみたところがあります。

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