花に寄せ、花と巡り

咲いて散り、土塊となり
咲いて散り、土塊となり
また咲いて散る、朋輩よ

ああこの声が聞こえたろうか
この音色、この花の色、波の色
ああ甲斐もなく散りゆく調べ

あまりに遠く、あまりに永く
あまりに多い、花、花、花
しらしらと散り落ちる花
しらじらと明けゆく空に

踏みしめてきた道のりも
火に焚べられて、青空に
明るい色の灰が降る
 
その指の間から見えるだろう
さりさり崩れる砂場の上の
 笑ったまんまのされこうべ。
 
 

投稿者

兵庫県

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