恥じることはないのです(自戒)

詩というものは 言葉の
花 もしくは花束なのです
今しかない―と思って その
許される範囲で咲いているのです

そして 花は希望をもたらします
いずれの花も美しいのです
たとえその一部を観るだけでも
そこには必ず<美>があります

それは誇るのではなく 自然と
そのようになるのです 音楽が
そこにあれば何よりです 何故なら
音楽は世界を表現するからです

誰も気づかなかったことに
今日を 今を賭けてみるのです
恥じることはありません
それが世界へと通ずる第一歩です

そして 言葉 です 詩はリズムであり
言葉の集約 または拡散です
そのことに偽りはありません
自分で覚えたものに自信を持ちましょう

自信がなければ通用しません
それは必ずしも 他者を説き伏せようとか
自恃を持つことではないのです
その底には感謝とお願いがあります

この―ありがとう は何に対しての
謝辞でしょうか? それは恐らく
ここに生きていられることへの
微笑みを伴った和解ではないでしょうか?

投稿者

岡山県

コメント

  1. こんにちは、拝礼。
    最終連が特にすてきです。
    ここに生きていられることへの
    微笑みを伴った和解ではないでしょうか?
    特にここ。この言葉の感謝にあふれる思いと、やわらかな問いで終わるところが絶妙だと感じます。

  2. こしごえ様。
    ありがとうございます。
    私の狭い経験からしか言えませんが、ご指摘のようにしか思えぬのです。
    私に―これから(が、まだあれば)、おのずと感じ方やそれにまつわる考えも深まってくることを、期待しております。
    恐縮でした。

       武中義人。

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