あにばーさりー

九月十八日は僕等の結婚記念日で
八月十八日はダウン症児の息子が
世に産声をあげた日で、妻も私も
それぞれに心震わせ、涙を流した。

NICUのカプセルの中で、小さな小さな
呼吸を看護師さん達に守られ、ようやく
我が家に息子が迎えられたのは、奇遇にも
初めての結婚記念日だった。

九月二十九日は、僕の敬う
狐狸庵先生が世を去った日。

作家先生は今も天国の書斎で
首を捻り、物語のあらすじを想い

───ペンを手に取る。

投稿者

東京都

コメント

  1. ここにも1829があるような。

    大切な人の命が今あることほど愛おしいものはないです。

  2. たちまこさん

    モチーフ的には
    こちらが先に、
    思い浮かびました。

    この日々に感謝いたします。

  3. 服部さん
    ありがとうございます
    生きていることが
    本当にすごいことだと
    悟りたいのです

  4. 那津さん

    生きてこと自体がら歓びって、何だかよい感覚だなぁ・・。ありがとうございます☺

  5. 那津さん

    生きてること自体がら歓びって、何だかよい感覚だなぁ・・。ありがとうございます☺

  6. NICUの光景は我が子のみならず、この世に生を受けつつ懸命にその命を繋ごうとがんばる人(赤ちゃん)たち、支える人たち、祈る人たちの光景として今も脳裡に焼きついています。毎日が記念日ですよね。

  7. あぶくもさん

    NICUの頃~
    その後の日々を
    人々に支えられ、
    感謝しています。

    この日々を
    感謝して
    味わいたいです。

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