1829
勤め先の正門を出ると
ちょっと離れた所に
クリスタルグリーンで塗られた陸屋根が見える
地上19階建、376戸の中古高層マンションで
ここに、叔母が住う
笑い話にもならない つまらぬ諍いで仲違いばかりして
一度も この1721号室を訪ねたことはない
私の家はマンションの3階の角部屋
17階から地上見下ろす暮らしとはどういう気分か?
聞いてみたこともない
1829の数字を もし住所で見たら、
それは超高層タワーマンションだろう
人も車も 街路樹の緑もすべて
豆粒ほどで
空と太陽と 瞬く星の近い暮らしとは
まるでスペースコロニーなのか
あらためて 叔母の生活環境へ想いを馳せてみた
一度、ご機嫌伺いの連絡をしてみよう。
コメント
超高層マンションという発想、それがきれいに詩になっていて凄いです。
語り手の叔母さまと程よい距離でいられますようにと願いました。
17階、住むのは怖いなぁと想像して脚がむずむずします。
@たちばなまこと
様へ
読んでくださって、ご感想のお言葉を寄せていただきまして
とても嬉しいです❗️どうもありがとうございます。
皆様の、「1829」作品を拝読致しまして、拙いけれど私も
このタイトルで参加してみようかと思いまして発表致しました。
たちばな様からのご感想いただけて、勇気出して書いてみて
良かったなと、思いました。(^^;;
叔母とは仲直りしたいと思っています。♪
最初はなぜこんなわかりにくいタイトルを採用したんだろうと疑問でしたが、それぞれの着眼点が面白いですよね。マンションの階数って発想も確かにそうだなあと思うと同時に、そこから詩に落とし込んでいく名人芸のようなテクニックには目から鱗でした。
@トノモトショウ
様へ
はじめまして。お読みくださって、コメントをいただきまして
どうもありがとうございます❗️作品へのご感想のお言葉、たいへん
嬉しく思いました。(笑)
私も、最初にこのお題目見て、(どうしてこんな…数字だけの、
わかりにくいものを?)と、不思議に思いまして。皆様の投稿
なさいました作品には、非常に驚きと面白さを感じています。
詩人会で、詩の作成をさせていただくようになって二カ月
程になります。今後とも、どうか是非よろしくお願い致します。
ああ、ルームナンバーか、なるほど!と思ったものの、「私の家はマンションの3階の角部屋」か。うーん、番地?などと想像しながら読みました。
数字もさることながら話の内容が素敵でした。
@あぶくも
様へ
読んでくださって、ご感想のお言葉を寄せていただきまして
どうもありがとうございます!(o^^o)嬉しいです。
番地って、住所では丁目の後にきますから、私の住所など
正式に書くと長いです。
「二丁目二番地 マンション名2号棟ルームナンバー」と、
きますね。ハイフンで省略して書くと数字がズラリと並ぶから
幼い頃、意味が分からなかったです。(笑)私の家は、昔建った
当時「琵琶湖の扇」と呼ばれていました。この2号棟の建物
だけが、湖岸沿いの他の棟とはデザインが違い、コの字型や、
クの字型でなく「一」の字なんです。湖面渡ってくる北風を
真っ向に受けるのです。話が、どうでもいいお喋りに逸れて
しまいまして、申し訳ございません!m(_ _)m (^^;)
1829という数字をリリーさんの描写性豊かな筆力で描き上げてあって いつもながらすごいと思います。
あらためて 叔母の生活環境へ想いを馳せてみた
一度、ご機嫌伺いの連絡をしてみよう。
というところに安心感のある余韻を感じて好きです。
@こしごえ
様へ
どうもありがとうございます❗️読んでいただけて、ご感想のコメントに
お寄せくださいましたお言葉が、とても嬉しくて感謝致します。(*´∇`*)
はい、この作品は、叔母がマンションの17階に住んでいなかったら、
きっと…住所のルームナンバーという発想は出てこなかったと思います。
ちょっと、叔母に「ありがとう!」を伝えたい気分になりました。♪
この2行
「
1829の数字を もし住所で見たら、
それは超高層タワーマンションだろう
」
先に書かれてしまった感がありました。
自分語りをさせてもらうと、1829は、実は、最初は、私は、
ツツジが綺麗な時期なのでコロナ前に良く遊びにいっていた
(というか食べに行っていた)、仙川やつつじヶ丘について、
書いていたのですよね。今使っているプロフィール画像を
撮ったのも仙川駅前で、暑くなってきたから被り物を取るかな
なんて思っていたこともありましてね。けど、逆に1829が、
足かせになって、もしかして、個別郵便番号もありなのかとか
思い始めていたら、飲み友達もご登場させなくてはならないし、
そっちの線はそのまま書いても自分自身は成長できないと思い、
筆が止まっていたのです。
リリーさん、どこで吹っ切れたのか、引き出しが沢山あるのか、
ガンガン行きますよね。今の私の推し人です。応援しています。
@足立らどみ
様へ
お読みくださって、ご感想のコメントのお言葉をいただきまして、
とても嬉しいです❗️どうもありがとうございます。(*^^*)
なるほど!…個別郵便番号、それも!ありましたか〜。♪
私、最初は、りゅうさん様の作品を拝読した後に、「いや肉」
で一作書きました。ちょうど学生時代の友人の誕生日「肉の日」
なのです。それで現実と虚構を半々に、創造では構成立てて
同僚と焼肉屋へ飲みに行くストーリーで、詩に落とし込もうと
してみたのですが、上手くいかず。原稿は、没!なりました。
足立らどみ様に、そのような励ましのお言葉を戴けまして
応援してくださり、心から感謝致しております!m(_ _)m
自分の作品の持ち味?というか…良さが少し自分でも分かって
きた感がありまして。限界まで極めてみたいなと思っております。
実生活では黙々と仕事をしながら肅々と詩作に励む。日々精進、
していきたいと頑張っております。♪(*´∇`*)よろしくお願いします。
なんだろう
感覚と現実が入り混じる
思いと、他者の感情が溶け込んでいく
そんな印象を受けました
ありがとうございます
@リリー
返信ありがとうございます。
確かに「現実と虚構を半々に」と創作の階段を登り降りする途中で
何度も聞いてきたけどそんな感じなんだろうなと思いました。うん、
けど、事実と直面して虚空を見つめていると現実って何?虚構って?
と詩とは何かにつながるよめない時代も受け入れるそういう作品も
果たして同等で良いのだろうかと思うこともあるかもないかもで、
具体的な難しいことは分からないけど創作サイト内での詩は大切に、
オマージュというのかな?わかんないけど、私のことを少しでも
知ってきているたくさんたくさんの少ない人たちがいるんだけど、
言葉のアヤですがー難しいー私って実は全部現実のことだけしか
書いてきていないのですよね。詩を書いたことがあるかどうかは
忘れてしまっているけど、なんていうのかな、自信持ってそんな
生き方なんです。そんなだから基本的には個人情報は言わないし、
(自由の幅が狭まるから)、少しくらいは読書はしてきたけれど、
戦後のというべきかここ40年50年のというべきか、とにかく、
現代詩人のたくさんの人たちは若かりしときに詩を置くとこと
いうのか安定する場所を探す旅を繰り返してきたと思うのです。
私も、詩かけないけど、はやいところ、安住の地を見つけたい
と思っています。
伝えるって難しいですよね。
この前も失敗してしまって、
参ったなということでした。
@那津na2
様へ
お読みくださってどうもありがとうございます!
ご感想のコメントをいただきまして嬉しいです。(#^.^#)
私の作品に、コメントをお寄せくださいました
皆様の思いが、あたたかく伝わってきました。
とてもありがたくて感謝致しております。
1829。作者によって、さまざまな、捉え方、発想があり、興味深いなあと思いつつ読んでいます。
ルームナンバーと捉え、そこから詩が進んでいく。…なるほど。「叔母」の存在が、本作品にリアル感を醸していますね。もう少し膨らませて、シュートストーリーにしてみても面白いかもしれません。
ちなみに、私は、マンションの5階に住んでいます(タワマンではありません)。そこそこ?の高さかな…。
@長谷川 忍
様へ
お読みくださって、どうもありがとうございます!ご感想のコメントいただきまして
嬉しく思います。(*´∇`*)
シュートストーリー?とは、SS(ショートショート)超短編小説のことでしょうか。
書けたら面白いだろうなぁ!と、思います。きっと、叔母と姪のコメディチックな
ドラマが簡潔な文章でリアルに、展開されるのかもしれません。(^^;;汗
私のマンションも5階からの目線だと街路樹が邪魔にならず、湖景は開けて
目にうつります。たまには気分転換に、最上階の共用廊下から眺め見ることも
あったりします。(笑)
@リリー
…あ、すみません。シュートストーリー ⇒ ショートストーリー です。失礼いたしました。m(–)m