14


ええっ
幸福
はいっ

まあっ
楽しい
そうっ

来るかも知れないし?
 
何かな?

思ってたより早く

自惚れねサム
どうして どうして 
いつも そうなの

風さ 風がさせるんだ
いつも

意地悪ね

そうかな?そうでもないだ
ろ マリー

じやー なんで 私の耳元
で囁くように言うの?

それは僕じゃないよ風が吹
いたからだよ!
そよ風さ 気づいているん
だろ とっくに

うそ

君はお嬢様 お姫様
きみが優雅に美しく踊り舞っていた幼き頃

僕は飢えた狼 食べ物を探して町をさまよい ゴミ箱を漁っていたんだ

ほら 無理だろ
だから  無理さ
結婚なんて
とても

愛が解決するわ

そんなの最初だけだよ

うそつき

じきに君は 僕を軽蔑して
飛んでいってしまう

どこへよ?

不思議の先の最先端へ

聞いたことも無いわ

ワハハハハ
ワハハハハ
ワハハハハ

やめて

君は真剣な振りをしてるだ
けなんだ

いいえ、真剣よ

それじゃ 可哀想だけど
自害してみせてくれ

何なのいきなり
必要ないわ

いや 疑いをはらすためだ
   本当に真剣なら 
   証明が必要だ!

いいわよ でも死んだら
あなたと結婚出来ないわ

たましいと魂の結婚さ
永遠の結婚さ

まあ美しい 素敵!

神様も夢を見ている真夜中

タイムカプセルさん
若き日に連れて行って

何も悩まず弾んでた幼き頃は短くて
苦しみが束になって訪問してきやがった思春期は
逆境に強くなったよ
昨日より

よそうもしない虚しさに

それじゃ普通が良いのかい
宇宙が囁きかけてきた
普通なんてまっぴらさ

強がるから

笑って不幸が
これでもかと
また肩たたく

負けてしまったと感じたが
人生それより深かった

神様ほんとにいるのかな
あの娘が遠くに行く日には
僕の胸で泣いていた

なんだい たかが14の美少女なんて知らないぜ
あれから色々あったけど
あの娘は時間が止まったままなんだ

思ったとおり お前 持てたなと
誰かが遠くからメールしてきた
  バカヤロー

よくもわるくも若き日の町は時間が止まったまま

末っ子なのかそうだよな
意味の不明なあいずちが
さよならを言わせた

私、本当は暗いのよ
伏せた君の横顔
僕は はっとした
       

……赤坂に嫁ぐの
(君は笑った)

宝物だよ 

遅いのよあなたは

そんなこと

だから

いいんだ僕だけの嘘物語

「バカッ!」

えっ聞こえない
もいちど言って

(赤坂は冬の入口)

呼んで、最後に
私の名

忘れたよ

私の名前は
タイムカプセル
あなたの
あなたの
タイムカプセル

冷たい奴

なによ

僕は地球人?

宇宙人?

わは
やられたなー

ろんより証拠

するどい!

冗談、冗談、

よし行こう
あんなやつ

あんたが
ふざけてみた夜

笑わないかな
こんな夜は

わは
あーいよ
さからうなら

不真面目だな
あいかわらず

昔探したよろこび
あてもなく
宇宙船で
さがした

さからうものはいない
よわいやつ
はっとした

それ?

わからない

神様
よりみちは
彼で
おわりです
                                       

投稿者

東京都

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