023

023

森の中では
静かな祝祭が始まっていた

光を求めて
繰り広げられる緑の競り合い

美しい声で鳥が囃し立て
素知らぬふりで風がけしかける

降り注ぐ木漏れ日の中で
頬を和らげる私だけが

観客あるいは異物

背中を這い上がってくる
不安感にも似た騒めきを
「爽やか」と訳したのは
いったい誰なのだろう

投稿者

東京都

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