叶わぬ恋の終わらせ方
他の誰かに夢中に見えるあなたに
会わないように遠ざけたり
やはり友達でもいいからつながり続けたいと
何か会う理由を考えたり
これには何か理由があったんじゃないかと
自分の恋心に都合のいいように解釈したり
今までの関係はなんだったのだろうと
嫌悪感からもう会わないと決めたのに
ふと、次に会ったらどんなふうに
話を始めようか、などと考えている
なんて変わりやすい
山の天気か株価のように気まぐれな私の心
うまく自分を正当化して
都合の良い方へ考えようとしてしまう
いつもの冷静なあなたは
どこに行ってしまったのか
恋は盲目で
人生を狂わすエネルギーを
持っている
だけど抵抗できない自然な流れが
私の運命ごと運ばせる
行ったことのない浜辺へ
最後まで見届けよう
あなたという人が本当はどんな人なのか
今まであったことは何だったのか
それできっと次に進むことができるだろう
壊れたこころの破片をキラキラと
身に纏って
新しい自分に生まれ変わるとき
出会いの意味も
わかるかもしれない
私なりの叶わぬ恋の終わらせ方
せめて私の船の舵は離さないでいよう
コメント
こんにちは。拝読させていただきまして、コメントを失礼致します。
読後に、共鳴できる感動と…ここに言葉で説明できない感覚を受け
とりながら。フツフツと…人として、女としての喜びを感じられる
詩だなぁ、と思いました。ありがとうございます。(^ ^)
@リリー
リリーさん、前向きに、女性としての喜びを感じられるとコメント頂き、尊敬の念とともに、嬉しさを感じました。ありがとうございます^ ^ 恋の病という言葉もあり、恋愛は相手に振り回され、それが楽しい時もあるのですが、嫉妬や孤独など苦しい時もあり、人生を持っていかれるような危うさを感じます。それを自分なりに表現できたらと思いました。女性であることや、人の影響を受けやすいことも関係していそうです。でも時には流されるまま流されてみるのも、新たな発見があったりして、良いのかもしれません。