氷海の薔薇

氷の国の歌をきいた
言葉の意味はわからない
けれどその歌は花のように美しい
そしてどこかの
悲しげな海に張り詰めた氷の下で
このからだを包み込むのだ
冷たさは感じない
なぜか冷たくはない
すると氷の上の光が透けて見える
揺らぐ光を眺めながら
穏やかな心持ちで水中に漂う
きこえるのは歌
言葉の意味はわからない
神秘の旋律にのって

投稿者

徳島県

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