語り合うは沈黙

語り合うは沈黙

語り合うは沈黙

照明によって浮かび上がる

僕の影

歩く度に時計の針の様に

くるくると僕の周りを

回っていく

壁に掛けられた額縁の中で

こちらを見つめる名も無き

絵描き達の魂の形

彼らの眠りを妨げない様に

僕は歩いていく

足音一つがこの場所では

悲しみを生み出しかねない

静かに歩く

投稿者

愛知県

コメント

  1. 沈黙ゆえに、ひらかれていく世界が、あるらし、ひとつの音が、それを問いとし、ひとつの音が、それをこたえとする、沈黙はめぐる、めぐりてのち、ただ静けさを、知る。

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