026

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あなたの中に
花が灯ると
迷いの森の
出口が見つかる

あなたの中に
花が灯ると
憂いの雲間から
光が射し込む

自分の中に
花が灯ることを
あなたは知らずに
健気に微笑む

いつも灯されてばかりの
花さえ咲かないわたしは
そんなあなたに
何をしてあげられるだろう
あなたが灯らない時に
何をしてあげられるだろう

「ありがとう」だけでは
もちろん足りない
「ありがとう」の隙間から
零れ落ちる何かを
残らず拾い集めて

あなたに贈ろう
ひたすら贈り続けよう

あなたの中の花が
灯り続けるように

投稿者

東京都

コメント

  1. この詩から愛を感じます。
    そして特に、花が灯る という詩の言葉がとってもすてき。
    nonyaさんの写真はいつもきれいで完成度も高いですね。

  2. 花が灯るって良い表現ですね。

  3. @こしごえ さん
    >コメントありがとうございます
    たとえば藪の中で花がひとつだけポンと咲いていると
    「あ、灯ってる」と思ってしまうのです(笑)
    写真は詩以上にまだまだですが
    加工し過ぎないように心がけています。

    @たかぼ さん
    >コメントありがとうございます
    「華がある人」からの連想です。
    いるんですよね。大勢の中でも灯っている人が。

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