さよなら、愛

金木犀の香りが
髪をそっとなびかせて
あの日の記憶が
ふと蘇る

二人でスキップして
笑いながら歩いたね
線路沿いの
あの細い路地裏を

右手には君の手
左手には思い出を
強く強く握って
放すことなどなかった

私の心の中には
まだあの時の
温かい手温もりが
消えずにいるんだよ

気付つけあった二人
笑いあった二人
一緒に泣いた二人
全てに終止符を打って

幸せをくれた君を
僕は忘れないよ
きっと、これからも、ずっと。

投稿者

宮崎県

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