ある夏の日の贈り物

よく晴れた夏の暑い休日に
息子と一緒に行った、近所のお蕎麦屋さんの店員さんが
親切にいろいろと気遣ってくれて
「暑いですから、熱中症にならないように」と
帰り際に、お冷を追加してくれた

小学生の息子は何かを感じたらしく、
お会計のあとに、何度もお店の人にお辞儀をしていて
お店を出てから「いい人たちだったね!」と
笑顔で私に話し、私もなんだか嬉しくなって
そこから少し歩いたケーキ屋さんで、両親にシュークリームを買いたくなり
炎天下の中、頑張って自宅まで運び、
いつも息子の面倒をみてくれる両親に届けに行った

両親は喜んでくれて(昨日、別のお店でシュークリームが買えなかったので)、
母が作ったチキンと夏野菜のトマト煮を
持たせてくれて、
夕方忙しかったので、ありがたく手料理を夕食に頂いた

何気ない一日だったが、いろんなことがつながっていて
きっと見えない何かが、人から人へと伝わっていって
夜、キッチンで洗い物を終え
ほっと一息ついたとき
心にあたたかい余韻を感じた

人はささやかなやさしさを受け取るだけで
きっと明日も生きていける

明日もやさしさの贈物を人から人へ届けられる
なるべく余裕のある
おだやかな私でありますように

投稿者

東京都

コメント

  1. ほほえましい、作詞ですね。
    わたしの、ペンネームは、覚歩Sundayです。ぜひ、わたしの、作詞め、読んでくださいね。
    フォローしました。フォローお願いします

  2. ayami 様!こんにちは。(╹◡╹)
     ああ、(^^;;汗汗 今年も猛暑か…とうんざりしそうだったところ、
    なんて!爽やかで、涼やかな風鈴の音を耳にしました様な、こちらの
    作品。
     拝読させていただけました事を、心から有り難く思います。

     何気ない一日だったが、いろんなことがつながっていて
     きっと見えない何かが、人から人へと伝わっていって

    そうなのですよね…(*´∇`*)
    わたしも、大切に過ごそうと思いました、夏の日の一日を。
    素晴らしい、詩をどうもありがとうございます!

  3. @覚歩Sundayさん
    コメントありがとうございます。何気ない日常の中で感じることを詩にできたらと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

  4. @リリーさん
    猛暑の日々の中、詩を読んでくださり、疲れが癒されるような爽やかなコメントを頂きまして、ありがとうございました。お褒めの言葉を頂き恐縮ですが、素敵なコメントのように、日々の生活の中で、風鈴の音に気づくような詩が書けたらいいなあと思います。詩とは何なのか?いつも迷いつつ投稿しておりますが、これからもよろしくお願いいたします(^^)

コメントするためには、 ログイン してください。