黄昏草
夕月夜
一輪咲く
白き花
白南風が
君を舞わせる
巫女神楽
艶やかに華めいて
夜空を眺めているのに
咲し君は朝になって
別の男の元へ行く
罪なる人よ
今宵の嬉嬉たる思い出も
真秀ろばの陽炎となって
儚く散る
一炊の夢
もう一度
人の姿に戻れるのなら
君に逢いたい
夕顔の君
夕月夜
一輪咲く
白き花
白南風が
君を舞わせる
巫女神楽
艶やかに華めいて
夜空を眺めているのに
咲し君は朝になって
別の男の元へ行く
罪なる人よ
今宵の嬉嬉たる思い出も
真秀ろばの陽炎となって
儚く散る
一炊の夢
もう一度
人の姿に戻れるのなら
君に逢いたい
夕顔の君
会員でない方は会員登録してください。
コメント
こんにちは。今回は、源氏物語の夕顔の巻を詠われた作品なのですね。(^ ^)
先ずはユウガオの別名であるタイトルから、その花言葉「夜」そして「はかない
恋」を、思い浮かべて拝読させていただきました。
夕顔の君 といえば、源氏物語の中で男性陣の人気No.1キャラクターですね。
銀薔薇様も、お好きでいらっしゃるのですか?(*´∇`*)
ちなみに、わたくしは「朝顔」の姫君が好きでございます。光源氏を拒んだ
唯一の、高貴な女性でありました。
私は、この作品の
もう一度
人の姿に戻れるのなら
君に逢いたい
という切ない、いのちへの語りが好きです。
静謐な言葉の連なりが美しい、夏の…ものかなしい恋の詩。
アイスレモンティーを飲みながら、一とき楽しませていただきました。
どうもありがとうございました。♪
次作も、どのような作品を発表くださるのか楽しみにお待ち致しております!
リリーさんへ
朝顔もまた切ない人生でしたよね。
実はですね
庭にどこからか飛んできた一輪の白い花が咲いてました。
それをずっと眺めていると、源氏もこうやって夕顔と出会ったのかな。
なんて感じたわけです。
夏の黄昏にちょこっとした恋でした。
今宵、夕顔は人の姿で来てくれるのかな。
私が、人の姿になって会いに行こうかな。