花
				水をあげなくても
				咲いている花
				光が無くても
				咲いている花
				永遠に咲いている花
				店に並ぶきれいに
				咲いている花
				手をかけて
				咲いている花
				短く咲いている花
				道端でほそぼそと
				咲いている花
				目立たなく
				咲いている花
				力強く咲いている花
				名前を知らないが
				咲いている花
				空に向かって
				咲いている花
				元気をくれる花
				私は花に興味は
				ないけれど
				時々見てしまう
				心が疲れた時
				人に疲れた時
				私が嫌になる時
				花を見てしまう。
kunio
コメント
こんにちは。私も花には興味がなくて、だから花の名前を知っている人に憧れてしまいます。そして、この詩の気持ちが良くわかります。何よりも花を見ているkunioさんの目が好き。道端の雑草のような花も忘れないでいてくれる目が好きです。