ひかり

月に照らされていれば
それでよかった
心地良い冷たさに
導かれて
ひらきかたを覚えたのだ

あなたは太陽みたいなひと
明るくて
あたたかくて
まっすぐなひと
あなたに照らされて
皆ひかりのなか
楽しそうに揺れてる

どうしてあいしてるなんて言えるの
どうして受け入れてくれるの
どうして約束なんかできるの
ずっと
一緒にいることが
できるって
どうして思えるの

太陽のようなあなたに
すべてを満たしてもらえたなら
満たし続けてもらえたなら
わたしはどこへも行かないのだろうか
もしも、と言いかけたなら
今は言わないで、と
唇に人差し指をあてて
背を向けてしまうだろう
失くしたものを
探してる
子どもみたいに
小さく見える
それから
なにごともなかったかのように

振り返り

ひかりのような優しさで
両方の頬を包み
向き合わせてくれる

楽しいと、いろんなことが、うまくいくとおもうんだよね

少し先をいくあなた

今までも
これからも
そうやって

だいじょうぶ、きっと、ぜんぶ
うまくいくよ

すべて
眩しさのせいにして
俯いて泣いた

投稿者

東京都

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