はかない夏

おれは
生中10杯飲んでも
吐かない

おれは
流行の短パンなんか
穿かない

おれは
床にこぼれた砂を
掃かない

おれは
ビーチサンダルを
履かない

おれは
かき氷みたいに
儚い

投稿者

大阪府

コメント

  1. 初出:現代詩フォーラム 2006-07-25

  2. 「はかないな〜」

    「すべらんな〜」
    の感じで。
    夏そのものが溶けていくのですね。

  3. はかない夏 んん、夏。夏なんですねぇ。夏は短い。(除雪の心配しないとならないので)冬は大嫌いですが、夏は大好きというほどではありません。でも、この「はかない夏」は、どこか好感を持てる性格(?)をしてるように感じて好きです。

    大覚さんも、現フォに居るんですもんね。ちなみに、2006年と言ったら、私が現フォの会員になって一年位経ったころです。

  4. @あぶくも さん
    夏、大嫌いなんですけど、夏の詩ってなぜか書いてしまいます、「すべらない夏」、書いてください笑。

  5. @こしごえ さん
    夏、短くないですよー。夏嫌いなぼくにとぅては、もう6月から10月上旬ぐらいまで暑いので一年の大半が夏です。
    現フォにもいます。もう、昔みたいに狂ったように投稿してはいないですが。

  6. 儚いな~
    かき氷、まじではかないっす!
    最後のシロップ水が
    特に儚い

    ビーチサンダルと半ズボンにロックを感じます。

  7. @那津na2 さん
    やっぱり、真夏に食べるかき氷は、最近流行りのフワフワのやつじゃなくて、ガリガリのゴリゴリのやつがいいですね。最後にシャバシャバになった薄いシロップ味の水を、スプーンですくって舐めるあの儚さが。

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