入道雲
土の中の箱の中に
しまい込められた
あの頃の未来の絵は
もうとっくに
古くさい世界で
そう
あなたはとっくに
幸せになってるはずだ
風の知らせでも
虫の知らせでも
何でもいいから
俺も少しはうまくやってる
そのこと
伝えてくれ
朝から入道雲が
立ち上る
空はどこへでも
連なっている
土の中の箱の中に
しまい込められた
あの頃の未来の絵は
もうとっくに
古くさい世界で
そう
あなたはとっくに
幸せになってるはずだ
風の知らせでも
虫の知らせでも
何でもいいから
俺も少しはうまくやってる
そのこと
伝えてくれ
朝から入道雲が
立ち上る
空はどこへでも
連なっている
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コメント
入道雲という言葉を深読みすれば、道に入る雲で、飛躍して連鎖的に魂を連想します。そして、人の道。
一連目から全体に掛かり、この詩からは、「あなた」と「俺」の、そしてもしかしたら、人類の、一つの大きな物語を感じます。
こしごえさん
お読みいただきありがとうございます。
8月のこの時期はそんなふうに、魂のありか、とか、探してるかもしれません。
朝から入道雲が立ち上がる
この描写がやけにリアルで
しびれました!
それと全体を通した雰囲気が本当に素敵なんです
空や時間や空間の厚みを思い
伝えたい、伝えてほしいことがあります
@那津na2
コメントありがとうございます。
この時期の青空は暑いだけではないですから。
と思います。