出発のベル

出発のベルが鳴って、結局「じゃあね」としか言えなかった。
君に渡した寄せ書きには、無理にフザけた言葉を書いたんだ。
君と出会ってから、ずっと微熱が続いていたんだ。
君が僕を好きになることなんて絶対ないのに、なぜか君は思わせぶりに僕に笑顔を見せるんだ。
届かない月にずっと手を伸ばしていたんだ。
今までありがとう。ホントに楽しかったよ。
泣いてるじゃないかって?見なかったことにしてくれよ。
かっこいいセリフで別れたいけど、やっぱり「じゃあね」としか言えなかった。

投稿者

三重県

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