人としてある私

人としてある私

ここのこころに
虹を架けよう
こころの中の
大切な存在と私に
虹を架けよう
思いをつなげて思い続ける力を思う。

悪がある
私にも
善がある
そしてその他もある。
さまざまな存在に
さまざまに支えられている私
私の悪は悪に支えられている
私の善は善に支えられている
私のその他はその他一つ一つに支えられている

思えばさ。
大昔から人は、
大空を飛びたいと思い続けてきて
現実に現在大空を飛ぶことが
出来るようになった
けれども
私は無力
争いを止めることも出来ない
何万年も。
何万年も
人は争い続けている
今も。でもね
今も
雨は止んで
人はほほ笑んでいる
人は複雑な生きものだろう
人の嫌いな部分も好きな部分もある
そして、私も人なんだとこころに虹を架ける

投稿者

コメント

  1. タイトルも、内容も力強くストレートで、素敵だなと思いました。

  2. @宮永 蕗
    宮永さん コメントありがとうございます。
    この詩を力強くストレートに感じたりしてくれて ありがたく思います。
    宮永さんが、この詩を、素敵だな、と思ってくれたことがとても嬉しい。
    宮永さん、ありがとうさま。

  3. 拝読させていただいて、ただ頷くことしかできない自分がいるのです。
     こしごえ様、虹って…ふしぎなもの、ですよね? 虹を見ると伝えたく
    なりませんか? (^ ^) 一人で見るのではなくて、消えてしまうまでに!
    私は、今亡き隣人のおばさんと一緒に、虹を眺めた夕刻どきが忘れられません。
    その日、マンションの共用廊下から見る湖面に大きな虹が架かっていました。
    わざわざ、玄関のインターホンで「見てっ!」と呼びかけて。
     人って、ほんとうに不思議な生きものだと…わたしも思います。常日頃、
    目の前の感情にばかりとらわれて、あくせくする私なのですが。そんな
    私の詩へ優しいお言葉を掛けてくださいます、こしごえ様に感謝しております。
     そして、こしごえ様の作品に心触れまして、とりとめのない想いをめぐらす
    自分が居るのです。そのことに、いつも心から有り難味を感じております。m(_ _)m

  4. @リリー
    リリーさん コメントありがとうございます。
    はい!そうそう、虹が出てると 人に教えたくなりますよね。うちは、この詩に添えた虹が出た時は家族に「虹が出てるよ」と教えて、その家族と一緒に同じ虹を見ました。ん、見たというか、家族と一緒に同じ虹を見ることが出来た。
    リリーさんの場合は、その時は、隣のおばさんと見ることが出来た。
    人も(も)、不思議な生きものですね。ん、まあ、いのち自体もふしぎなんですが、人の複雑さは色々ですよね。私の場合は、生活の中で一喜一憂してばかりですよ。でも、それもまあ、いいんじゃね!?と思っています。悲しい時苦しい時は苦しむしかないし、そのかわり、嬉しい時楽しい時はにこにこと嬉しがり楽しがっています。
    うん、ああ、こちらこそ いつもありがとうさま♪ 
    リリーさんの詩へ言葉を掛けるのは、
    リリーさんの詩作品がすてきだからです。(^-^)

  5. とてもあったかい詩ですね
    『思いをつなげて思い続ける力を思う』これがすごく虹を表現している言葉だと感じました。
    今戦争など現代にあるまじきことが起こったりしていますが、
    虹をかけ続けるように心がけていることこそが大切だと感じます。

    どこかに雨がやんでいる場所があって、どこかで微笑んでいる人がいて、
    温かい表現が末広がりに重なって、優しい気持ちになりました。

  6. @ザイチ
    ザイチさん コメントありがとうございます。
    思いをつなげて思い続ける力を思う という言葉と虹をザイチさんのこころがつなげてくれたことがとっても嬉しいです。ザイチさん、ありがとうさま。

    思うこと、思い続けることが、その何かを実現させる力になるのではなかろうか、と思うのです。
    ザイチさんが、この詩の肝心なところに共感したり、そのように感じたりしてくれて貴重に思います。

    そう、世界のどこかにはそのような場所がある。
    ザイチさんが、この詩を読んでくれて、優しい気持ちになってくれたことも嬉しいです。
    ちなみに、詩本文を中央寄せにした際に、「今も」から最終行までが三角になったのは、偶然です。まあ、普段、これも運命とか言ってる私が言うのもなんですが、そうしようと思って三角になったワケではありませんの。ふふ。

  7. 自ら、の中には、たくさんのものが混ざり合っています。善も、悪も、清らかさも、汚さも、嫉妬も、憧れも、距離感も、羞恥心も、狂気も。そのことに、少しでも各人が自覚的でいられたら…。読後、ふと、そんなことを考えてしまいました。

  8. @長谷川 忍
    長谷川さん コメントありがとうございます。
    そう、長谷川さんの言ってくれた通りですね。まあ、この詩では、わざわざ詳しいところまでは言ってはいない。北大路魯山人さんが言っていたように、「わからぬ奴は何をどう言ったってもわからぬ。わかる奴は一言でわかる」でしょう(この魯山人さんの言葉を借りて言えば、「わからぬ奴は一生わからぬ。わかる奴はいずれわかる」でしょう。)。

    うん、どの程度、自覚的でいられるか、ですね。うん。自覚的、かつ、ある程度 自制的であれば。さて、どうでしょうね。うん。

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