現在の
一人一人の思いが連なって
現在のこの世界が出来ている。
そして、
あなたも
私も
一つ一つの世界ですね
広い公園の並木道の木陰にある
木製のベンチに座って
ペットボトルの緑茶を飲みながら
思い思っている。
今は晴れて
空が青い
夏と秋の境目位に
風はしゃらしゃらと光っている
ふと涙が零れた
何かを。
ぽっかり ぽっかり
といくつかの雲が
漂っている
時々、これも運命 天の自由だ、と思う
そうすると 少し気持ちが楽になる。
公園の帰り道でコンビニに寄って
氷菓子を買って食べよう
ペットボトルのお茶が残り少なくなった
記憶 記憶の宇宙で
星々一つ一つが引かれあっている
あなたと私も
どうしてか 出会いましたね
縁と言えば 縁だ。
よし、と言ってベンチを立った
夕方前のこの時間と一緒に。
ずっと前に亡くなったあなたを忘れ去らない
コメント
「ぽっかり ぽっかり
といくつかの雲が
漂っている」
のところが好きです。詩全体を通して心の余裕のようなものを感じます。最終連も素敵。
@あぶくも
あぶくもさん コメントありがとうございます。
ぽっかり ぽっかりと雲が漂っている というところを好きと言ってくれて 嬉しい。作者が言うのもなんですが、私もそこ好きです。ぽっかり ぽっかりってなんかかわいいので。
あと、心の余裕をこの詩から感じて頂けて ありがたく思います。この詩を書く少し前から半月間は用事が立て込んでて忙しく心に余裕がありませんでした。なので、この詩から心の余裕を感じてくれたことが貴重です。
最終連も素敵と言ってくれて、あぶくもさん、ありがとうさま。