心と言葉を捨て文字にする

忘れてしまったけど
何かの時に
渡そうとした
手紙のことを
思い出した

何故か
渡せないまま
適当なところに
隠した

だけど
思いだして
燃えるゴミとして
捨てた

内容なんて
覚えてない

読み返すことさえ
しなかった
気がする

一緒に
歩いた道さえ
読み返したくない

言葉を捨て文字にする
心を捨て言葉も捨てた

好きだった
言葉を
言葉にすることと
一緒に
未来も捨てた

だから
今日から
また
言葉を
探す

投稿者

東京都

コメント

  1. 偉そうに書いてしまうけれど、伸び方がスゴイです!!
     ボクはこの作品を読んで、田村隆一という詩人の「帰途」という作品を思い浮かべました。
     それはこんな一連から始まります。

     <言葉なんかおぼえるんじゃなかった
     言葉のない世界
     意味が意味にならない世界に生きてたら
     どんなによかったか>

     以降はぜひ図書館などで手に取られて読んでいただきたいと思います。
     「そうは言われたもののとっつきにくいな」と思われたら、川崎洋さんや、石垣りんさんの詩集を開いてみてください。優しい言葉に溢れています。
     いろんな詩人の言葉に触れて、いろんな「好き」を増やしていってほしいと、思います。

  2. @平瀬たかのり
    コメントありがとうございます

    素直に嬉しいです✨

    一つ謝ります。ごめんなさい。昨日一昨日くらいの二つ詩は、最近作った作品で、それ以外のは過去の作品なんです。(インスタとかにのせてます)
    少しでも多くの方々に見て頂きたく過去の作品を載せました。

    田村隆一さんの作品や川崎洋さんの作品読んでみます!
    教えて下さってありがとうございます

    表現に悩んでたときもあったのですが色んな方を読んで皆様の日常に寄り添える詩を作っていけるように成長していきたいなと思ってます

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