九月病

かの有名な作家先生はおっしゃいました

「小説はマジョリティからはじき出された者が読んだり書いたりするもの」

僕は僕自身を救うために文章を書き続けているのかもしれません

ある種の心の備忘録ですね

ああ この気怠さは何でしょうか 九月病でしょうか

ひとことも本当の言葉を発しないまま日が暮れそうです

そういえば 退職する方に餞別を渡したらお手紙をもらいました

「一人で抱え込まないで、SOSを発進してください」

わざと間違えたのでしょうか

でも、発信ではなく発進、勢いがあって面白いですね

生産性のない日々に罪悪感すら感じなくなってきた僕にも

まだ想像力は残っているようです

SOSを発進する方法、ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください

投稿者

コメント

  1. 陰鬱さにユーモアを交えられていて良いですね。
    特に
    「ひとことも本当の言葉を発しないまま日が暮れそうです」
    この表現が良いなと思いました。

  2. こんにちは。心の面白いところを触られた感じです。エッセイ、現代詩、ポエム、なんかそれらとは違うところ。むずむずする読後感が心地良かったです。

  3. @あぶくも さま
    お読みいただき、コメントありがとうございます。ささやかながらユーモアを感じて頂けてよかったです。以前作ったものを改稿してあげておりまして、直した部分を良いと言ってもらえて嬉しいです。

  4. @たけだたもつ さま
    こんにちは。お読みいただきありがとうございます。詩とは何かよくわからないまま書いているので、面白いと思っていただけて安心しています。「むずむずする読後感」という感想を初めてもらったのですが、自分がつかわない表現でのコメントをみるの楽しいですね。

コメントするためには、 ログイン してください。