ゆく

これで最後
かもしれない
けれど
これでいいと思える
今だから


だから
腕時計の魂は
時を知らせる
短針と長針
秒針は一歩一歩進み
同じ時は二度と無い
故に今が貴い
老人となった私がここに在る
と想像をする
残り少ない今も
貴重な

残り少ない今を
かみしめる

こころのここは
時々立ち止まり
こころと向き合う
そして世界を見る
それで自らの分を確認してから
再び歩き始める

心配も時にはするが、
本当は何も心配は要らない。うん
最後は必ず訪れるのだから大丈夫と
手を合わせる影を庭の小石に映す。
秋の雲高く ゆく
ほほーい

投稿者

コメント

  1. ご本人の五行歌を発句にした作品だからか
    付け連スラスラ繋がり安心して読めました。

  2. @足立らどみ
    らどみさん コメントありがとうございます。
    うん。らどみさんがそう言ってくれて良かったです。
    この作品は、五行歌が先に出来た作品です。その五行歌を元に書いたものなので、スラスラ繋がり安心して読んでくれたことをありがたく思います。
    らどみさんが、それをこうして伝えてくれて ありがたく思います。らどみさん、ありがとうさま。(^-^)

コメントするためには、 ログイン してください。