雨がアスファルトを流れてく
急な雨に
おばあさん
傘がうまく開かない
隣のおばあさんが
傘に入れてあげてた
二人でなんとか
こうしてなんとか
やっておられる
故郷の母も
なんとかやってるだろうか
となりに誰かいてくれるだろうか
僕はここで
誰かのお父さんやお母さんの
助けになろう
巡り巡って
母に届きますように
誰かが傘に入れてくれますように
優しさが 遠くどこまでも響く
そんな国でありますように
願いは尽きない
雨はやまない
僕はまだ
なにもできていない
時々 願う
ただ願うだけなんだ
コメント
願いは尽きない
雨はやまない
ほんとそう。
でも、私の詩集に書いたことがあって それは「何もかも望まなくていい世界になればいい」というね。
日朗歩野さんの、雨はやまない、っていう思いが切ないですね。でも、雨はやまない(止まない・病まない)? 読み方によってはですね。
望んだり願わなくていい世界、というのは、何も欠けた物事が無い世界で満たされているからなんですが、そういうのは理想の世界ですね。あと何万年『とか』人類が続いて行けば、もしかしたら何も願わなくていい世界が実現する かも かもしれせんね、と妄想するけど(笑)さて、どうなるか。
でも、この詩は、この詩の話者(作者)の優しさにあふれてますね。
僕はまだ
なにもできていない
時々 願う
ただ願うだけなんだ
何もできていないけれど、願うことはできている、と思います。願うことすらできない人が世の中には居るでしょうから。そう思う。
日朗歩野さんの素直さと優しさと自省が効いたとても素敵な詩ですね。そこかしこにある願いが連なっていく世界が想像できる、やまない雨はその願いや優しさを感じることができる機会なのかも知れないと、この世界の相対性を感じます。
@こしごえさま
ありがとうございます!困ってる人に迷わずすっと助けに入れるよう強い人間になりたいです!
@あぶくもさま
ありがとうございます!そこかしこにある願いが連なっていく世界って、なんか響きました。雨と一緒に優しい願いが連なっていくといいな
おはようございます。リリーです。(^^)
タイトルも素敵ですね…!
ほんとうに人は、願い、願われて…生きているんだと思います。
@リリーさま
おはようございます!
ありがとうございます!
タイトル、最後に悩んで決めたので嬉しいです!