はじまり

夏の始まりに
恋人みたいなひとに
もらった
こんぺいとう 

ぎゅうぎゅうで
きつくて 
うごけなくて
あまくて
あまくて

いくらでも
ほしいぶんだけ
ずっと
あげるから
すきにしても
いいよ
ほしくなくったら
すてても
いいよ

残りわずか
かどがとれて丸くなった
こんぺいとう
ころころ
缶のなかで
かわいく
転がる

それは
涼しげな
夏の終わりの音
あるいは 
恋人みたいなひとの 
やわらかい笑い声
あるいは

投稿者

東京都

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