
天井天花
ぽつつ つつつ ぽつつ
ぽつり つつり ぽつり
ぽつん つつん ぽつん
掠れた音ふるえている
塞いだ音ふるえている
堪える音ふるえている
ふるふる雪のよう
ふるふる振り子のよう
ふるふる埋もれてゆくよう
ふるえるうちに遠くなる
それでも灯を向いている
ふるえながらも息をする
ぽつ ぽつり ぽつん
ぽつ ぽつり ぽつん
ぽつつ つつつ ぽつつ
ぽつり つつり ぽつり
ぽつん つつん ぽつん
掠れた音ふるえている
塞いだ音ふるえている
堪える音ふるえている
ふるふる雪のよう
ふるふる振り子のよう
ふるふる埋もれてゆくよう
ふるえるうちに遠くなる
それでも灯を向いている
ふるえながらも息をする
ぽつ ぽつり ぽつん
ぽつ ぽつり ぽつん
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コメント
不思議な絵、良い色合い。
最初の連と、最終連の音の言葉がふしぎな響きで、なんだか切なく楽しい。それらを補うように他の連があるようで、その言葉たちが、うまいリズムをこころに刻みます。この詩と絵が合わさって初めての感覚を味わえます。
あ、絵の下の方に居るのはぺけねこさんですか? その影があって伸びていることにより、その存在が印象深くなります。
@たかぼ
色合いは加工です。元は白黒なのですが、スマホで撮影したときに暗くなってしまって、調整しているうちにこの色合いになりました。僕も良いなあと載せてしまいましたが、自力でこうした色合いをだせたらと思います。
@こしごえ
下の方にぽつんとおるのはぺけねこのようです…!ありがとうございます。
全体的に暗くてわかりにくいかなと心配してましたが、影にみえてよかったです。
「なんだか切なく楽しい。」
そういっていただけてうれしさがありました。ちょっと心配になっていたのですが、とても明るい内容だとぼくは思っていたので、楽しんでもらえたのなら、報われる気がします。
テクスチャ好きというかCMF好きというか、そこに個人的にはパッと心掴まれたのですがよく見ると絵の中にぺけねこさんがいる、そしてそこに情感豊かな音、言葉たち。タイトルも呼応して、孤独だけど上を向いている。孤独だけど唯我独尊感もある。めちゃくちゃ好みです。
命の、ちいさな響きを想いました。リズミカルな響き、生きる響き…。
@あぶくも
絵が先に出来上がって、試行錯誤しているうちにこのタイトルになりました。たしかに、読み方によっては連想されやすそうだなって思います。ロックを感じていただけたのだと解釈しました。ふと、唯我独尊と連呼する曲が昔あったのを思い出します。
@長谷川 忍
ささやかな想い。そんなことが浮かびました。皆、それぞれ響かせているんですよね。小さくて聞こえなくて見つからなくても。どこかで、だれかが、ささやいている。命のちいさな響き。とってもあったかい響きです。