弱者
私は常に弱者でした。
障害者というものがどういう人たちか知っておりますでしょうか?
目の前で鼻くそをほじくりたい。気に入らないことを言われたら、裏で告げ口したい。決して本人に直接反論はしない。いきなり目の前で自分を贔屓にしてくれる人に抱きつきたい。一度相手を舐めたら、平気で目の前で欠伸をし、自分は被害者だ被害者だと訴えれば、施設を守る人間がいつでも、味方してくれる。わがまま放題やり放題。
考えるのは苦手。考えたくない。難しいことは知りたくないやりたくない。なにか言えばそういうことを言われたくない。認められたい。認められなかったら認めてくれない相手が悪い。
現実生活で夢を叶えられなかった人だけが、本当の弱者です。
人を殴りたいから殴るという人がペンを持つ必要はない。殴れなかったからペンを持つのです。
私は今イラストを描く事業所に通っています。絵ではあらゆる私のアイデアが実現する。
なんでも出来る、なんでも言えるし、なんでもやれる。私の大事な言論の自由。
自分は我慢している。一所懸命我慢している。何故強者が常に被害者の顔をするのか私はわからない。
理解出来ないものを理解しようとしても無理さ、と50年前にビートルズは歌いました。
私がやってきたこと、やり続けてきたことはどこかで、その理解出来ないことを理解しようとしてきた歳月だったと思えてならないのです。
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