共鳴

目を
つむると
鳥の声が
聞こえて
ここに在る私

在るものは
在るのだが
在るからといって
在るとは限らない
愛の姿を
追えば
逃げてゆく
だから
見守る
愛の姿を
遠くで
時に
近くで
ここに無い私

在っても
無くても
私は

私にとらわれている私を
目を開けて見る
こころは
清濁で満ちているから これが私

鳥が言った
風と
共に
流れろと
おまえは私だと

投稿者

コメント

  1. ※ 「共鳴」 初出 日本WEB詩人会。

  2. 最後の迫力がすごいです!

  3. @あぶくも
    あぶくもさん コメントありがとうございます。
    ふふ、ああ、あぶくもさんが そう言ってくれて嬉しいです!
    うん、最終連を書くにあたり、第一連などを読んでから、ここはこうだな、と書きました。題は、ほとんどの場合は本文を書いてから決めるのですが、今回はすぐに「共鳴」という言葉が浮かんでですね。この詩は一日で書きまして、自分にしては極早く書けました。うん。

  4. 在るからといって在るとは限らない
    残ります。

    私も最終連大好物です。

  5. @たちばなまこと
    たちばなさん コメントありがとうございます。
    在るからといって
    在るとは限らない
    まぁ、ここは、ここだけの話ではありませんけど、これはこのまんまですよね。まあ、あんまり作者が言うのも野暮ですからねぇ。ふふ。^^

    あ、最終連、大好物頂きました!やったー♪ うん。

  6. @あぶくも

    @たちばなまこと
    あぶくもさん♪
    たちばなさん♪
    お二人とも、すてきな ご感想を ありがとうさま☆^^

  7. 二連目に惹かれました。この連があっての共鳴なのかもしれませんね。鳥と、私…。

  8. @長谷川 忍
    長谷川さん コメントありがとうございます。
    ああ、長谷川さんが そう言ってくれて ありがたく貴重に思います。長谷川さん、ありがとうさま☆^^
    うん、ある意味、二連があっての この詩なんだと思います。

    ちなみに、この詩では あんまりそういうことは関係ないとは思うんですが、鳥っていうのを宗教的にいう存在では、「鳥は、魂を天に運んでくれる存在だ」と『いうような』ことをネット上?のどこかで見たような気がします。うろ覚えなんで、これが正確な情報かどうかは不明ですが。うん。

  9. こんばんは。

    できる限り、話者がおはなしされたまま、読んで感じてみました。
    共鳴できる周波数まで 
    遠く、感じました。
    こしごえ、さんの
    こしごえ、漢字にすると
    漢字で翻訳すると
    越、超し声
    んー 違いますね笑
    そんざいのふざいなんて、それも俯瞰されてる気がしてしまいます。
    この詩、好きです。
    失礼します。

  10. @wc.
    wc.さん コメントありがとうございます。
    ああ、この詩を、話者の視点で読んでくれて、ありがたいです。
    そして、wc.さんが、この詩を好きと言ってくれて貴重に思います。wc.さん、ありがとうさま☆^^

    存在の不在、そうですねぇ。難しいことは私には分かりません。それをwc.さんが すてきに読んでくれた。それだけでも ありがたいです。うん。^^

    あ、ちなみに、こしごえを漢字にすると、腰越と言います。あ、でも、神奈川県の「腰越」とは直接は関係無いみたいです。本当のところは分かりませんけどね。こしごえをすてきに翻訳してくれて嬉しい♪^^ふふ♪

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