愛されている

愛されている

やがてはつらい時間もすぎさって
僕たちはひとつの自然であろう
できうるものなら時間であろう
母は母、父は父、
かたむきかけた屋根の下で
自然と声はくぐもるだろう
それでも湧き出す泉であって
心底湖底は眠っています
ついついと、それらはしまいに、ついついと
とけてほどけていくのです
やんわりと、とりなして、
ああ、わたしの神はやんわりと
その編み物を編んでいる
その思いつく色合いを遠くへやってくださいな
さんざめく、そのかたことで神はもう
わたしの視界をとおざかる
あたらしい時間のすべてに眼をとおし
母は母、父は父、
ときにはススキをさしだせり
思い出せ、ほんとにおまえは思い出せ
愛の時間のみじかさを。

投稿者

岡山県

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。